50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 184 2016.08.09

八相の切落し
今まで何年間も何をやってきたのだろうと思いつつ。
ここ何週も同じ稽古の繰り返しなのだが、新しい課題に挑戦している気がする。それは受け取る側の問題で、先生は当初から同じ説明をされてきているのだが。
交点を作る。余計な事をせずに、交点を維持する。剣ではなく、身体全体で乗り、落とす。
それだけのことが出来ない。

剣に身が入っていないという。その事実は受け入れるが、何故そうなのか、どうしたら身を入れられるのか、そもそも身を入れるとはどういうことなのか、身を入れられればどうなるのか、今もってよく分からない。身体と剣がバラバラだということだろうこと位は弁えているのだが。

肘が曲がるという悪い癖がある。一義的にはタイミングが遅いのだろうと思う。遲いから、伸ばしきる間がない。それは、相手を観すぎている所に原因がある。相打ちのタイミング。そして、観て反応するのではなく、観ずに反応する、即ち動きの予兆、気配に反応する必要がある。それも、これまで稽古してきたはずのこと。