50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

五輪書を読む 水之巻 24 ニのこしの拍子の事

一 二のこしの拍子の事 ●原文 二のこしの拍子、我打ちださんとする時、敵はやく引き、はやくはりのくるやうなる時は、我打つとみせて、敵のはりてたるむ所を打ち、引きてたるむ所を打つ、是ニのこしの打也。此書付斗(ばかり)にては、中々打得がたかるべし…

五輪書を読む 水之巻 23 一拍子の打の事

一 敵を打つに、一拍子(ひとつひょうし)の打ちの事 ●原文 敵を打つひょうしに、一拍子といひて、敵我あたるほどのくらいを得て、敵のわきまえぬうちを心に得て、我身もうごかさず、心もつけず、いかにもはやく、直に打つ拍子也。敵の太刀、ひかん、はづさ…

稽古日記 27 2009.07.18

●体術 2教を中心に。 隠れたテーマは、撞木足の素振りの際の身体の使い方。 胸、腰、膝の緩みで身体を使うとの由。 何度指摘されても、腕に力が入ってしまってNG。 撞木足で剣を振る要領で、腕を使えれば良いのだろうが、目先が変わっただけで混乱してい…

五輪書を読む 22 有構無構のおしへの事

一有構無構のおしへの事 ●原文 有構無構といふは、太刀をかまゆるといふ事あるべき事にあらず。され共、五方に置く事あれば、かまへともなるべし。太刀は、敵の縁により、所により、けいきにしたがい、何れの方に置きたりとも、其敵きりよきやうに持つ心なり…

稽古日記 26 2009.07.11

●体術 相手の中心を崩すことをメインテーマに 相手の左右の軸を崩すのに二つの方法有り。右回りと左回りの回転、共に螺旋状に崩すイメージという。 言い換えれば内側(身体の中心)向きか、外側向きか。 実際に稽古をしている当座は何がしかの実感があったの…

五輪書を読む 21 表の第五の次第

一 おもて第五の次第の事 ●原文 第五の次第、太刀の構。我右の脇に横にかまへて、敵打ちかくる所のくらいをうけ、我太刀下のよこよりすぢかへて、上段にふりあげ、うへより直にきるべし。是も太刀の道、能くしらんため也。此おもてにてふりつけぬれば、おも…

稽古日記 25 2009.07.04

●体術 力の生み出し方、使い方について。 身体の中をボールが通ると想像してみて、右腰の位置からボールを落とすと、ボールは右脚の中を落下して、足裏で地面に当たって跳ね返る。その跳ね返る力を使うのだという。 但し実際に腰を落として、その反発力を使…