50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

稽古日記 127 2012.09.22

所用で2回続けて休み、3週間ぶりの稽古。 この歳になると人の言う事を聞いていないものだな、と厭きれる。 今日の合気道の稽古は「接点から気を通す」がメインテーマであったのだが、そう説明され、そのテーマに沿って稽古が進められたににも拘らず、自分…

五輪書を読む 水之巻 38 一 おもてをさすといふ事

一 おもてをさすといふ事 (原文) 面 (おもて) をさすといふは、敵太刀相になりて、敵の太刀の間、我太刀の間に、敵のかほを我太刀さきにてつく心に、常に思ふ所肝心也。 敵の顔ををつく心あれば、敵の顔、身も、のるもの也。敵をのらすやうにしては、色々…

体の落下

「日本古来の武道の動きを 柔 (やわら) と呼ぶならば、柔 とは体 (たい) の落下のエネルギーを使う動きであり、下半身の役割は落下する体を支えることにある」 先生の言である。解説はできない。師の言や、墨守すべきということもあるが、それ以前に、解説で…

地面を蹴らない 3

ロンドンオリンピックで、女子柔道の松本選手が金メダルを取った。 決勝戦での決め技は、確か大内刈りだったと思う。 翌朝の新聞(毎日新聞)の1面に、技を掛けた瞬間の写真が載っていた。 その写真を見て、「さすが」と感心したことがある。 左足1本で立…

稽古日記 125 2012.08.25

側方入身投げ 名前の通り、入身から相手の側方に体を捌いて、投げる。 投げの部分は、投げるというより、柔道の体落としに似ているかもしれない。 面白いと思ったのは、ここで入身を重視すれば、合気道的な方向に向かう。更に難しくて高級な入身の段階を追及…