50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 125 2012.08.25

名前の通り、入身から相手の側方に体を捌いて、投げる。
投げの部分は、投げるというより、柔道の体落としに似ているかもしれない。
 
面白いと思ったのは、ここで入身を重視すれば、合気道的な方向に向かう。更に難しくて高級な入身の段階を追及することになる。
他方、投げを重視するなら、体術、柔術的な方向に向かうだろう。入身は、最初の崩しの役割に留まる。
 
死地 しち と生地 いきち
相手の剣の内(死地)と外(生地)。生地に体を捌く。
 
剣術
先週よりは、手首を捏ねることが少なくなった気がする。
 
稽古仲間の様子を見て。
丁寧にやりすぎるのも、却って失敗の元かもしれない。
なんと言うか、正しい手順通りに技を進めようとして、丁寧に順を追っても却ってうまく行かない。むしろ、アバウトに、されど流れのままに技を掛けたほうがうまく行くことがある。
一歩退いて考えてみれば、(自分一人ではなく)相手があっての話(技)なのだから、自分の役割は全体の1/2。相手がモノや機械ならば、相手の反応は既定値として捨象できるかもしれないが。つまり、マニュアル通りには行かない、or マニュアルなど作れないということか。