50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

2008-01-01から1年間の記事一覧

稽古日記 6 2008.12.20

前回は「受流し」を中心に、今回は「切落とし」を中心に稽古。 ●「受流し」 雑にやってはいけない。 仮に1呼吸で行うとしても、受ける(接点を確保する)、いなす(身を抜く)、盾とすべく刀身を確保する(片手と肩で支える)、刀身の陰で身を護る(身体を…

稽古日記 5 2008.12.06

「(中心を取って、相手を)押す稽古」 ここでも何度か触れたお馴染みの稽古だが、1回もうまく行ったことがない。 が、突然とても簡単にできてしまった。 こんなことなのかと、何度でも出来そうな気がした。 今思えば、そこで安心して、もう1回やって置かな…

稽古日記4 2008.11.29

稽古自体は先週の土曜日なれど。 三角・中心に剣を立てる・交点を動かさないの3つをキーワードを主に稽古。 前回までとは同じテーマなれど、多少レベルや目先が変わっている。 ドタバタ。同じことをバリエーションを変えてやっている、基本は変わっていない…

稽古日記(続き) 2008.11.27

(先週の稽古日記の続き) 三角・中央に剣を立てる これは進歩あり。前々回の稽古だったか、少しキッカケがつかめたかもしれないと感じたが、(休みの間に減衰せず)そこからそのまま先へ進めた気がする。 今まではどういう状態が技の掛かった状態で、どうな…

稽古日記 2008.11.22

居合いの稽古は先週のことだが、はるか昔のような気がする。 ●●● 本日の稽古、最初は居合い。「横雲」と抜刀法。 抜く前の動作として、刀を寝かせることを確認。ここが不明だった。 抜きざま横に払ったら、次いで刀を中央に立てる。ここが肝要らしい。 抜刀…

稽古日記 08.11.15 居合い特別稽古

先週は仕事にて稽古を休む。 先々週は、稽古はあれどこれを書かず。 而して3週間ぶり。 ●●● 今日は居合いの特別稽古、3時間程。 居合いは、普段の稽古では殆ど触れていない。 ただ、納刀法の他に横雲という型を1つ、サラッとではあるが教わっている。 座…

稽古日記 08.10.25

切落としの稽古をした。と言っても、技以前の基本レベルの動きである。 簡単に紹介すると、打手は正眼から振りかぶって相手の面を真っ向から斬り下ろす。 仕手は、正眼または八相から、相手の中心を斬りに行き、以って打ち下ろされる相手の剣を切落とす。 眼…

技 三角2

どうやって三角を使うか? 気を通すのだと言う。 最初聞いた時、耳を疑った。胡散臭いというか、一歩引く。常識的な反応として。 念力?と問うと、オカルトではないと言う。 交差した剣の交点を固定する(動かさない)、これが前提条件となる。 その交点から…

技 三角1

流派の技以前の基本動作レベルの話である。 「相手の剣に入ること」、「中心を取ること」そして「三角を意識すること」。 この三つを聞かない日はなく、これらが要諦らしい。 どれも一筋縄ではいかないが、中でも「三角」は取っ掛かりすら摑めない。 毎回、…

素振り 8

同じ所で足踏みしている。 柄の握りを絞るような形に変えてみた。 綺麗に納まる感じはある。両肩と鍔を結ぶ三角形に肘を含めた腕全体がキッチリ納まる。 が、肩や手首が窮屈だ。 本筋を外れているかもと思っていたら、案の定、今日の稽古中に良くないとの指…

中央を抑える 正眼を切落す

2週間ぶりの稽古。 切落しの稽古をした。 ●●● 互いに正眼に構えている。 相手方は間合いを詰め、真っ向から打ち込んで来る。 こちらも振りかぶって斬り下ろし、両者の剣が中央でぶつかる。 この時、中央を制していれば、相手の剣を弾き、抑えて死に態にする…

youtubeより 天然理心流

youtubeで「剣術」と検索すると、様々の流派の動画を観ることが出来る。 剣術を習い始めた当初にも覗いたことがあるのだが、先日改めて観てみた。 前回と今回と、わずか数ヶ月のことだが少し見え方が変わっている。 以下は勝手な感想である。 1.天然理心流…

素振り 7

中々、真っ直ぐにスゥーっと振り下ろせない。 良い時は良いのだが、疲れてくるとすぐに蛇行し始める。 速く振ろうとして、力が入り過ぎているのだと思う。 又、右手は従のはずなのだが、右手が勝ってしまうことがままある。 全く力を入れずに、剣の重みだけ…

中央を抑える 正眼を斬り落とす

撞木足の素振りは、もしかすると身体を練ることに主眼があるのかもしれない。 相変わらずドタバタしているが、時に居合い腰よりもスムーズに振れているかと思えることがある。 前より落ち着いてきたことは確かで、これが身体を練るということなのかと思った…

中央を抑える

稽古で素振りばかりをしている訳ではない。 素振り以外のことに触れる余裕が、習得の上でも、理解の上でも無かったのだ。 そこを過ぎたという訳では決してないが、新しいことにも触れたいと思う。 前回、今回と中央を抑える、三角を意識するという稽古に多く…

ナンバ 1 茨城の日帰り温泉で思ったこと

剣術を始める数年前のことだが、「ナンバ歩き」なるものに興味を持った。 日本古来の体の動かし方に心惹かれるものがあったのだ。 蛇足だが、剣術を遂に始めたのもこの流れに沿うものである。 で、何冊か本を求め、実践してみた。 研究と言ってもそんな程度…

素振り6 撞木足の素振り

1カ月振りの稽古。 前よりはスムーズに剣を振れるようになったつもりでいたが、実際に人間と相対すると、ほとんど何も進歩していない気にさせられる。 テニスのラケットを振るように、ハッと強く息を吐きながら剣を振るのはやはり不可。 風を切る音がすると…

素振り4 息を詰めること、等加速度運動

息を詰めるという悪いクセがある。 初動に際し息を詰めれば、必ずスピードは殺がれ、気配は察知され、動きはブレる。 柔らかかるべき時に、胸や肩や首の筋肉が強張ってしまうのだから、良いことなど1つもない。 運動音痴など揶揄される人がいるが、そのぎこ…

素振り4 居合い腰の素振り

夏休み。稽古の休みが続く。 1日おき位だが、30分程度素振りをしている。 胸を緩めて打つという、胸の筋肉の動きが掴めるようになってきた。 10本に1、2本こんな感じかなという振りがある。 が、それよりも多くなんだこりゃという振りがある。 上段に…

素振り 3

振り下ろす軌跡が左にぶれる傾向がある。 軸がぶれる、右手が勝る等々理由を考えていたのだけれど、 力が抜けて振れたなと思えた時でもぶれたりするのだ。 で、一つふと気づいた。 上段に構えた時点で、剣が右または左にぶれているのではないか。 そう言えば…

素振り 2

同じ話の繰り返しであるが、同じ場所をグルグル回っているのだからしょうがない。 腕力に頼ってはいけないという思いがまずある。 腰を使って、体全体を使って振れと思う。 結果どうなるか。 まず体が動き始め、次に腕が振られて、最後に剣が付いてくるのだ…

素振り 2 剣道との違い

高校の時、剣道部にいた。 とは言え、剣道とはと宣う程承知している訳ではない。 以下は、私の知っている狭い範囲からの、私的な感想のレベルである。 剣道では、踏み込みながら打つ。 素振りでも、右足で踏み込みながら面を打ち、左足から元の位置に戻りつ…

素振り 1

素振りである。が、これが全く難しい。 1.普通に立つ。柔道の自然体が近いかもしれない。つま先は開かない。 2.そのまま上段に木刀を構える。 3.その位置で腰を沈めながら、木刀を振り下ろす。この時、右足または左足は半歩引く(後ろに逃がす) これ…