50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記4 2008.11.29

稽古自体は先週の土曜日なれど。

三角・中心に剣を立てる・交点を動かさないの3つをキーワードを主に稽古。
前回までとは同じテーマなれど、多少レベルや目先が変わっている。

ドタバタ。同じことをバリエーションを変えてやっている、基本は変わっていないということを、頭ではわかっているのだが、目先の変化に対応不能。如何せんその基本を体得できていない。

特に、技の後半がうまくない。
剣を立てた後、相手を崩すという動作は、(やっと立てた)自分の剣を崩す動作でもある。
つまり自分で自分を崩す動作を含んでいる。
どこまでが可で、どこからが不可となるのか、いつもそこで躊躇する。

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おもしろいと思ったこと:

切落とすというと、相手の剣の上に乗っかって、上から剣を落とすというイメージを持つが、
剣は、下から相手の剣に入るのだそうだ。

正確には切落としという技なのか私には不明だが、打ち込まれる相手の剣を、中段から剣を立ててその場で落とすという技を見せてもらった。
一刀流的な動きという解説だったが、なる程、いかにも一刀流と思える。
稽古の先にはああいう世界があるのかと思う。

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うまく行ったこと:

相手の気を感じること、そこに意を払うことを密かな課題として稽古に臨んだのだが、
少しうまく行った。

素振りで相手の剣を避けることが何回かできた。確か前回は全滅。

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新たな課題:

1.八相からの打ち込みで、どうしても肩と腕に力が入ってしまう。

家で素振りをしてみて、腹に相当力を入れないと肩に力が入ってしまうことが判った。
となると、腰と腹と胸とそして剣とを一時に動かす必要がある。多分足も。

まだまだ時間がかかる。

2.相手の剣を受けてから、自分の剣を立てるまで時間をかけないこと。
できれば一息で立てたい。