50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

五輪書を読む 水之巻 26 流水の打といふ事

一 流水の打といふ事 ●原文 流水の打といひて、敵相になりてせりあふ時、敵ははやくひかん、はやくはづさん、早く太刀をはりのけんとする時、我身も心も大きになって、太刀を我身のあとより、いかほどもゆるゆると、よどみのあるやうに、大きにつよく打つ事…

稽古日記 30 2009.08.22

お盆で先週は休み。2週間ぶりの稽古。 蒸し暑い日で、途中またしてもバテてしまう。休み休み、稽古に参加させて貰う。 積年の喫煙(1日70本位)の故か。止めて何年も経つのに、今も地下鉄の階段を登って息が切れる。静かな呼吸のままに動いていられる内は…

稽古日記 29 2009.08.08

仕事の都合で体術を休み、剣術のみ。 ●居合い 月影 敵は歩いて近づきながら真っ向から切り下ろす。 我方は、正座から、抜きざまに剣を立て、振り下ろされる小手を打つ。小手を打たれた敵は、態勢を崩して屈み込み、脇を目の前に晒すので、その脇腹を切る。打…

五輪書を読む 水之巻 25 無念夢相の打といふ事

一 無念夢相の打といふ事 ●原文 敵も打ちださんとし、我も打ちださんと思ふ時、身も打つ身になり、心もうつ心になって、手はいつとなく空より後ばやにつよく打つ事、是無念夢相とて、一大事の打也。此打たびたび出会ふ打也。能々ならひ得て鍛錬あるべき儀也…

稽古日記 28 2009.08.01

○剣術 組居合い「霞」 正座から抜刀して、相手のくるぶし、剣を返して胴、更に返して首筋へ袈裟切りと連続して切る。 一人でも行うが、今日は二人組んで行う。 近づく打太刀を仕太刀は正座で待ち、くるぶしを打つ。打太刀くるぶし打ちを受ける。 仕太刀剣を…