50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

五輪書を読む 水之巻 33  一 しつこうの身といふ事

一 しつかうの身といふ事 ●原文 漆膠(しつかう)とは、入身に能く付きてはなれぬ心也。敵の身に入る時、かしらをもつけ、身をもつけ、足をもつけ、つよくつく所也。人毎に顔足ははやくいれども、身ののくもの也。敵の身へ我身をよくつけ、少しも身のあいな…

稽古日記 40 2009.11.21

毎回順風満帆で、目に見える収穫があるという訳にはいかない。 切落としで悪いクセが出て、躓く。 ●切落とし 押さえるべきポイントは幾つかある訳で、そこを念頭に置いて稽古しないと、むしろ悪いままを身につける負の稽古となる。 稽古日記を読み返してみる…

五輪書を読む 水之巻 32  一 しうこうの身といふ事

一 しうこうの身といふ事 ●原文 秋猴(しうこう)の身とは、手を出さぬ心なり。敵へ入身に少しも手を出す心なく、敵打つ前、身をはやく入るる心也。手を出さんと思へば、必ず身の遠のくものなるによつて、惣身(そうみ)をはやくうつり入るる心なり。手にて…

稽古日記 39 2009.11.14

タイミングを逸すると書き損ねてしまうので、まずは覚えていること、覚えておくことから。 ●居合い 抜き打ち 刃を天(上)に向けて、剣は鞘に収まっている。因って、自分の剣で顔や腕を切らぬような配慮が必要。 刃ではなく峰を顔に向ける。顔を切ることを恐…

五輪書を読む 水之巻 31  一 打つとあたるといふ事

一 打つとあたるといふ事 ●原文 打つといふ事、あたるといふ事、二つ也。 打つといふ心は、いづれの打ちにても、思ひうけて慥(たしか)に打つ也。あたるはゆきあたるほどの心にて、何と強くあたり、忽ち敵の死ぬるほどにても、是はあたる也。打つといふは心…

稽古日記 38 2009.11.07

仕事で剣術のみ参加。いつもに増して少人数、丁寧に稽古。 ●抜刀 左半身で抜くことが要なれど、抜き方のバリエーションにより、左半身の使い方も又様々あり。 今日は、初歩に帰って、居合い腰から撞木足に変化させての抜刀。 抜いた剣の位置を注意される。鋩…

稽古日記 37 2009.10.31

今日も少人数で。密度濃ければ、疲れた。 ●居合い 抜刀の稽古。右手で抜かない。右手を前に出さない。私のは悪い見本だそうだ。自分でもそう思う。 ●剣術 少し前にも書いたが、稽古のレベルが上がった気がする。 何気に流していたこと、勢いで乗り切っていた…