50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

五輪書を読む 水之巻 28 石火のあたりといふ事

一 石火のあたりといふ事 ●原文 石火のあたりは、敵の太刀と我太刀と付合ふほどにて、我太刀少しもあげずして、いかにもつよく打つ也。是は足もつよく、身もつよく、手もつよく、三所をもつてはやく打つべき也。此打、たびたびならわずしては打ちがたし。よ…

稽古日記 33 2009.09.12

●体術 接点感覚をテーマに。 「合氣」という言葉は各流各人幾多の定義があるし、当派に於いてさへ様々の局面でその局面に即した様々の説明がある。 で、今回の「接点」という角度から触れれば、「合氣の技とは、相手の力を、逆に相手を制する力に変換して利…

五輪書を読む 水之巻 27 縁のあたりといふ事

一 縁のあたりといふ事 ●原文 我打出す時、敵打ちとめん、はりのけんとする時、我打一つにして、あたまをも打ち、足をもうつ。太刀の道一つをもって、いづれなりとも打つ所、是縁の打也。此打、能々打ちならひ、何時も出会ふ打也。細々打ちあひて分別あるべ…

稽古日記 32 2009.09.05

●体術 「四方投げ」手順を覚えることを課題として。 四教の動きは、血振りの動きだ(と教わった)が、この時自分の横(脇)ではなく、相手の横(脇)へ振るとうまくいくと教えて貰う。確かにうまく掛かる。 肩に担ぐ以降は、本当に手順を覚えるのみ。 立った…

稽古日記 31 2009.08.29

書くタイミングを逸して今日に至れば、半ば忘れてあり。 今回はバテずに稽古了。以下要点のみ。 ●体術 「手解き」改めて教えて貰う。 細部に天使は宿る。或は悪魔が潜む。 脇を空けない。中指を伸ばして、肩を指す。 「力を抜く」ということの構成要件の一つ…