50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 31 2009.08.29

書くタイミングを逸して今日に至れば、半ば忘れてあり。

今回はバテずに稽古了。以下要点のみ。

●体術
「手解き」改めて教えて貰う。
細部に天使は宿る。或は悪魔が潜む。
脇を空けない。中指を伸ばして、肩を指す。

「力を抜く」ということの構成要件の一つに、氣とか心とか、意識のあり方に関わる要素があるに違いない。
意識に於いて位負けしないというか、場を支配するというか。
例えば強く手首を握られた時に、意識まで押さえ込まれてしまえば力の抜き様がない。
焦るほどに腕に力が入る。腕の力を抜くには、まず意識の力を抜くことが必要なのだろう。

平常心なる言葉は、どうも胡散臭くて敬遠していたのだが、想定済み也とやせ我慢する心持ちと解すれば許せるかもしれない。

●剣術
「払い」を中心に。

脇構えから正眼の打ちを払う。腕を飛ばすのだそうな。なるほど。

切るという剣の使い方あり。等加速度運動を意識する。
飛ばすという剣の使い方あり。作用と反作用だそうだ。
そう言えば武蔵の書にも、打つと張るというのがあった。

撞木足の素振りで、半身が出来ていないと指摘を受けた。

半身というものは、もう一つ良く分からない。
だが、半身の軸を立てることを意識すると、しっくりくるものがある。

居合いは「千鳥返し」