50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

2010-01-01から1年間の記事一覧

稽古日記 72 201012.18

本日は合気道と剣術のみ。 ●合気道 先週に続いて、私の関心は一教。単純なだけに、基本の要素を確認しやすい気がする。 肩を返して軸を崩すにはどうすれば良いのかから出発して、中心を押さえる・制圧する・斬る、気を通す・途切らせずに通し続ける、肘を首…

稽古日記 71 2010.12.11

先週、先々週と風邪にて休む。咳がしつこい。 ●合気道 「繋がる」を中心に。 「繋がる」-例えば相手に手首を摑まれた時、その摑まれた手首を介して、正確にはその接触点を介して、相手とある種の(力学的な)関係を生じさせることができる。その関係が成立…

稽古日記 70 2010.11.13

北海道より長尾先生を迎えて、特別稽古。 12時半から8時過ぎまで。 ●大東流柔術 休憩1回をはさみつつ、4時過ぎまで。附いていくのみ。後半、集中力切れる。おじさんのキャパシティーを越える。転換と舟漕ぎの応用技が意外にうまく出来たのは嬉しかった…

稽古している流派のご案内

私が稽古しているのは次の流派です。 ●剣術 神刀柔進会 会津伝 小野派一刀流 会津藩に伝わる「小野派一刀流」の流れを汲むものです。 幕末に同藩に生まれた武田惣角という武術家が、謂わば中興の祖で、 その直弟子の山本角義先生が当会の大師匠とのことです…

稽古日記 69 2010.11.06

冴えない日。 前回、出来た or 出来たように思えた、出来そう or 出来そうに思えたことが、悉く討ち死。その原因も、多分これまで何回も書いたことなのだろう、頭がぶれてるとか、突っ込んでるとか、肩や腕に力が入っているとか等々、初歩的な誤りにあるよう…

稽古日記 68 2010.10.30

共通のテーマとして 「身体を入れる」 ●合氣道 「半身の構え」 自分ではキチンと構えているつもりでも、押されると腕が負けて肘から折れてしまう。これは、手に身体が入っていないからとの由。ほんの少し修整されただけだが、まったく別物のように堅く折れな…

稽古日記 67 2010.09.18

合氣道 転換 相手との関係を作ることが前提。技を掛ける前に、相手の軸と自分の軸との関係を作る。というより、こちらの主導で有利な態勢を作ってしまうことが肝要。 次いで、繋がりを作る。肩を詰めるが、詰めすぎない。繋がりが出来ればそれで可。 摑まれ…

稽古日記 66 2010.09.04

先週ふと思ったこと、気の絶対量。 そう言えば先生は気について、高速回転しつつ静止するが如くに直立する独楽の譬えを引いておられた。 回転が落ちれば、ぶれて揺れ始める。回転が落ちるとは、保持する気の量が減って足りなくなるということかもしれない。 …

稽古日記 65 2010.08.28

当面の課題。気剣体の一致。 剣に気を通すとの由。FFの魔法剣みたいだ。 体術でもそうなのだが、途中で気が途切れる、或は抜けるというのは、 そもそも準備された気の絶対量が少ないということかもしれない。 何と言うか、ゆったりとした呼吸で静かに覚醒…

稽古日記 64 2010.08.14

稽古日記 210.08.14 ●合氣道 基本のおさらいと四方投げ ●詰めると抜く。 いずれに於いても、気の持続が一つの鍵。 気が途切れた途端、技も切れる。 ●剣術 基本の反復。 ●素振り 剣が体に遅れるとは、異口同音に指摘されること。自分でも試行錯誤を繰り返せど…

稽古日記 63 2010.07.17

暑さのせいか、冴えぬまま稽古了。 基本的な身体使いができていない。改めてそう思う。 稽古中の(私の)写真を見せてもらった。 相手が倒れているので、投げた直後と思われる。 さて、一見して思ったこと、上体が突っ立ってるな。 膝や腰が伸びきってて、し…

稽古日記 62 2010.07.03

身辺慌しく、稽古もこの書付も、後回しのところ有。 数週間振りに。特記すべきことにあらずと雖も、そのほんのメモ書きが大事なりと改めて。 ●合氣道 「小手返し」 何か以前は、もっと簡単に掛かった、或はその道筋が見えた気がするのだが、今日は手掛かりも…

稽古日記 61 2010.05.29

フルコース。体の痛いこと。夜中に風呂を沸かして入る。 どうしてもタメを作ってしまうそうだ。 色々態勢をチェックして、全てがグリーンランプ点灯となるまで待つという所がある。 タメを作らず動くためには、基本的な項目については、常に準備OKでスタン…

稽古日記 60 2010.5.22

合氣道と剣術のみ。 何かチグハグで、冴えぬなまま、稽古了。 そのせいでもなかろうが、つい書きそびれ、今日に至る。 ●胸の緩み、腰の緩み 立った状態から一挙動で蹲踞へ。 これが出来ないと、先へ進めないようだ。 ●交点の維持 鋏のイメージ。しかも「二人…

稽古日記 59 2010.5.15.

フルコース。身体中が心地よく痛い。 今日は書くべきことが多いので箇条書き的に。 ●軸を立てる 剣の動きを踏襲すれば、7本の軸があるとのこと。 因みに7本とは、中心(正中線)の軸、左右の袈裟切り、左右の逆袈裟切り、胸と腰の高さの水平切り。 この軸…

稽古日記 58 2010.5.8

居合と大東流柔術のみ。 ●月影 打ち下ろしてきた敵の小手を打つ。 倒れた敵に止め。鍔が地面に接する位まで深く切り込む。股の間に柄を引き入れる。 同じように剣を平にして抜刀するにしても、横雲、八つ波、霞、そして月影では、夫々に形が異なる。 霞の抜…

稽古日記 57 2010.5.1

先週は風邪で休む。今週は合氣道と剣術のみ。 ●合氣道 技は1教と2教。 ●中心に気を通す。 気を通すとは、何度も書くがオカルトではない。 「気をつける」と言う。注意を払うとか、集中力を途切らせない、とかいう意味だ。 気を通すとは、この用法に近い気…

稽古日記 56 2010.4.17

3時半より8時半まで。 ●合氣道 「体を入れる」を私な課題として臨んだのだが、そこに至る以前の段階で渋滞。 課題としては、今後に持ち越し。 ●剣術 「一文字腰の素振り」 相手の剣に当たるようになってきた。先週まで、まるで当たる気がしなかったのだが…

稽古日記 55 2010.4.3

合氣道と剣術のみ。 ●合氣道 詰める技と引く技 肩を詰めて、それを維持したまま次の技に繋げる。 例えば1教。事前に肩を返せれば、より容易になる。 例えば○×投げ。相手と喧嘩せずに詰めたまま、体を寄せて腕(接点)を横から相手の胸へ。掌を返す。この時…

稽古日記 54 2010.3.27

3時過ぎより8時半まで、5時間余。 予想通りさほどバテずに済む。但し筋肉痛。 ●合氣道 基本のおさらい。この辺りが身に付いて、その後に技と呼べるものへ進めるとの事。 少しは出来るもの、まだまだのもの。箸にもかからぬもの。 ●剣術 基本のおさらい。…

稽古日記 53 2010.3.20

3時過ぎから8時半位まで、5時間余。これだけやったと言うのが今回の最大の収穫。 久方ぶりに、くたくたになるまで身体を動かした。夕食を噛む元気もなく、お茶漬けを流し込む。 それでも朝起きたら、血圧は(通常より)下がっていて、疲労感は無く、筋肉…

稽古日記 52 2010.3.13

3時半から6時までの2時間半ほどの、いつも通りの稽古なのに身体中が痛いのはどういう訳だろう? どこで力を入れていたのだろうと訝りつつ。 ●素振り 今日の最大の収穫はこれ。これのみでも充分かもしれない。 「氣・剣・体」の一致を説かれるが、うまく出…

五輪書を読む 水之巻 37 一 三つのうけといふ事

一 三つのうけの事 ●原文 三つのうけといふは、敵へ入りこむ時、敵打出す太刀をうくるに、我太刀にて敵の目をつくやうにして、敵の太刀を我右のかたへ引きながしてうくる事、亦つきうけといひて、敵打つ太刀を、敵の右の目をつくやうにして、くびをはさむ心…

稽古日記 51 2010.3.6

3時過ぎから始めて8時過ぎまで。 さすがに、やった感あり。身体中が痛い。 ●合氣道 いろいろやった中で、身体の硬さを改めて実感。 半身を入れ替える型(?)、また股関節を緩める型(?)を教わる。 型以前の体操みたいなものかもしれないが。 1教から相…

稽古日記 50 2010.02.27

稽古日記 2010.02.27 今回の収穫は体術にて。 どれ程、足腰と途切れたまま腕力に頼っているか、改めて知らされる。 互いに半身に構えて手刀(?)を交差させる。 その手刀(?)で相手を崩して、入り身(?)する。 慣れれば、半身を入れ替えつつ連続して行…

稽古日記 49 2010.02.20

稽古日記 2010.02.20 体術でこれは剣術の身体捌きと一緒だと気づくことがある。 例えば、合氣下げは素振りと同じに思える。 勿論、毎回の如く丁寧にそのように説明されている訳で、柔剣一致と言ってしまえばそれ迄だが、 いくら耳で聞いても、自分で発見しな…

稽古日記 48 2010.02.13

●切り込み 先週、手が掛かったかと思えた手掛かりは悉く敗退または霧消。 あと少しという気配は感じるのだが。 少し整理してみる。 順不同なれど、チェックポイントを思い浮かぶまま以下。 接点を作るまで 1.剣は直線的に繰り出されているか? 2.剣から身体…

五輪書を読む 水之巻 37 一 三つのうけといふ事

一 三つのうけの事 ●原文 三つのうけといふは、敵へ入りこむ時、敵打出す太刀をうくるに、我太刀にて敵の目をつくやうにして、敵の太刀を我右のかたへ引きながしてうくる事、亦つきうけといひて、敵打つ太刀を、敵の右の目をつくやうにして、くびをはさむ心…

稽古日記 47 201.02.06

●体術 ここ何週間か続けて「繋がる」をキーワードに。 繋がるは、合氣と言い換えても良い。 彼我の軸を一致させ、その一致した対応線上で運動する。 この位置関係にあれば、この運動は成立可能だという経験に基づく判断が、即ち繋がる感覚の中身だという。 …

稽古日記 46 2010.01.30

今回は小さな発見が色々とあったのだが、まとめきれずに今日に至る。 その日のうちに書き留めないと薄れる。 ●切り込み 剣先を相手に向けるということで、技の後半のイメージがつかめた気がしたのだが、やってみると中々うまくいかない。何度も指摘されるよ…