50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 48 2010.02.13

●切り込み

先週、手が掛かったかと思えた手掛かりは悉く敗退または霧消。
あと少しという気配は感じるのだが。

少し整理してみる。
順不同なれど、チェックポイントを思い浮かぶまま以下。

接点を作るまで
1.剣は直線的に繰り出されているか?
2.剣から身体が出ていないか?
3.軸は立っているか?身体が傾いたり、捻れたりしていないか?
4.溜めを作ってはいないか?腕や肩に力が入っていないか?
5.望むような接点を得るべく、然るべき位置で剣が出会うようなタイミングを計れているか?

接点について
1.互いの中心線を結ぶ線上にあるか?
2.高さは適切か?
3.互いの剣の接する角度は適切か?
4.接点の下に入っているか?

接点を作ってから
1.三角を意識できているか?
2.接点を通して気を送っているか?
3.接点に入っているか?入れた状態を保っているか?
4.剣を立てたか?
5.剣先を相手に向けたか?
6.相手の胸を切っているか?
7.腕に力は入っていないか?等加速度で切っているか?
8.落とす最後まで緩めずに、技を持続しているか?

こうして見てみると、接点接点という割には、接点の具体的なイメージが曖昧なことに気付く。
どうように互いの剣が交差すれば、自分にとって理想的と言えるのか?

何度も指導されて、ある程度のイメージはあるのだが、もっと具体的に捉えないと技術として成り立たない気がする。
例えば、交点(接点)の下に入ると言う。
その時、相手の剣(刃)と自分の剣(刃)はどうのような位置関係で接するのが理想なのか?
また、それを切り結ぶと言うとして、そのフィードバックはどのように感覚されるのだろう?
これは先週のつながるという感覚の問題ともなるのだろうが。

一度に一つづつだから、まずは、理想的な接点の形をハッキリさせよう。
その時、どういう感覚が得られるのか?
当面はそこからと思う。