50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 67 2010.09.18

合氣道 転換
相手との関係を作ることが前提。技を掛ける前に、相手の軸と自分の軸との関係を作る。というより、こちらの主導で有利な態勢を作ってしまうことが肝要。
次いで、繋がりを作る。肩を詰めるが、詰めすぎない。繋がりが出来ればそれで可。
摑まれた手首を動かさない。ここが動くと相手と対立して、対抗されてしまう。
縦軸の運動。手首を体から離さず、肘を直線的に相手の脇に入れるイメージ。
このまま、額の前で相手の手首を摑んで体の抜きを換え、相手の肩を返して投げれば一つの技。
 
大事な事は、一つひとつの動作の正確さを求めつつ、他方でそれを忘れること。即ち部分部分に囚われてはいけない。全体で一つの動きとすることが肝要。
 
 
剣術 切り込みまたは交点の維持
これもそういうことなのか、丁寧にやろうとすればする程、力が入ってチグハグになる。
 
腕に力が入り過ぎてるとの由。
後日、家でガラス戸に姿を映しながら形をなぞってみると、どうも剣と身体の関係が芳しくない。方向がずれていると言うか、剣に身体が入っていないと言うか。案外、この辺りに躓きの原因があるのかもしれない。

素振り
顔が上下に動くそうだ。
半身が使えていない故らしい。半身を夫々独立させて落下させるとはどういうことなのか。お話としては分かるが、実際にやれと言われても、イメージが摑みにくい。
 
胸の緩み、腰の緩みというのは、こんな感じの延長線上にあるのかな位の感触はあるのだが。また、新たな課題。
 
そもそも、自分の中心軸も未だアヤフヤなのだ。
軸を意識してに立つと、腹が出てしまう。丹田を意識して動いても、腹を突き出しているのだろう、そのまま動き続けると、腰が痛くなる。
と言って、腰を寝かせ、腹を持ち上げる心持で立てば、姿勢は良くなるが、腹を緊張させているのが気に入らない。多分、鳩尾は柔らかく保った方が良いのだろうと思う。
それやこれやで、自分の中心軸自体が、存在感を持ったものとして、感得されていないのだ。