50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 72 201012.18

本日は合気道と剣術のみ。
 
先週に続いて、私の関心は一教。単純なだけに、基本の要素を確認しやすい気がする。
肩を返して軸を崩すにはどうすれば良いのかから出発して、中心を押さえる・制圧する・斬る、気を通す・途切らせずに通し続ける、肘を首筋に飛ばす、足腰を使うために足構えに留意する・捌く、全てを個別にではなく同時に且つ一で行う、軸を立てたまま行う…等々。
私の場合、どうも中心を押さえる力が、或は気が疎かになるようだ。一つに気を取られると、他が疎かになる。
もう少し精度を上げることが出来れば、こちらが坐っていて、立った相手が打ってきた場合でも坐った体勢のまま相手の肩を返して崩せるようだ。
繋がるという状態を作れれば、何も手首と肘を押さえなくとも、合氣上げのように片手の手首を摑まれた状態から相手の肩を返すことが出来る。
 
●剣術
正眼同士の切落とし。表と裏。
裏はやり難いと言うが、私は余り(あくまでも余り)気にならない。
それよりも動き出しのタイミングが遅い、というか遅れる。遅れるからどうしても、腕力で速く振ろうとしてしまう。悪循環。
 
(私の当面の)課題はいかに肩の力を抜いて振れるか。
1.いかにして相手と力のやり取りを図るか。交点を介して、相手の力を感じ取るか。
2.その上で、いかにして剣に体を入れるか。
という辺りが当面の目標かなという気がするのだが、、「肩に力が入る」ことはその何れをも邪魔している。
 
タイミングの遅れがその一因となっているのなら、改めれば良い訳だが、なんで遅れるのだろう。「今だ」という瞬間は分かっている(ように思う)。が、半呼吸或は4分の1呼吸、待ってしまう。引き付けてとか計算して、溜めてしまうのだろうか。
いずれにしても、今と思った瞬間に動かなければいけないのだろう。気剣体の一致とはそういうこと?