50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 08.11.15 居合い特別稽古

先週は仕事にて稽古を休む。
先々週は、稽古はあれどこれを書かず。
而して3週間ぶり。

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今日は居合いの特別稽古、3時間程。

居合いは、普段の稽古では殆ど触れていない。
ただ、納刀法の他に横雲という型を1つ、サラッとではあるが教わっている。

座った状態(正座)から始めるもの、半立ち(蹲踞・そんきょ)から始めるもの、合わせて20位の型をおさらいしていく。

動画で観たことがあるものもあったが、それらを含めて実際に実演を見るのは初めてな訳で、ただただ模範演技を追うことで精一杯。真似るまでもいかない。汗だく。

軸を入れる、頭を突っ込まない、腕力で振らない…などなどの注意点はお預け。
明日は筋肉痛が酷いだろうと思う。

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居合いの型には、具体的な状況が夫々設定されている。

横に薙ぐ、縦に抜刀して切り下ろす、逆手で抜いて突き、前を斬って後ろ、抜く前に柄頭で相手の鳩尾を突く、袈裟に逆袈裟、暇乞いで両手を畳について礼をした姿勢から、更に介錯まで…などなど。

古流の剣術というのは、決してお行儀の良い稽古事ではないなと思った。

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納刀法:抜いた刀を再び鞘(さや)に納める方法。

当派では縦納刀という、刀を立てた(刃を天に向けた)方法で鞘に納める。
身体の使い方にコツを要して中々うまく行かない。

稽古の後半、さほど苦労せずに入れられるようになってきた。
但し、それは習得し始めたのか、ズルした楽な方法になってしまったのかは不明。

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膝が悪くて、正座が殆どできなかったのだが、不思議なことに今日は違和感なく正座・蹲踞を続けられた。
まぁ、さすがに最終盤、蹲踞がきつくなったが。

もしかすると、膝も良くなるかもしれない。