50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

中央を抑える 正眼を切落す

2週間ぶりの稽古。

切落しの稽古をした。

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互いに正眼に構えている。
相手方は間合いを詰め、真っ向から打ち込んで来る。
こちらも振りかぶって斬り下ろし、両者の剣が中央でぶつかる。
この時、中央を制していれば、相手の剣を弾き、抑えて死に態にすることが出来る。
これを切落しという。

チョット見には、振り下ろされる相手の剣にこちらの剣を斬り返し、剣と剣をぶつけ合って弾くように見える。
事実、自分でやるとどうしてもそのような動きになってしまうのだが、もちろん正しくない。

中央を抑え、相手の中心を斬ることが主眼で、相手の剣が弾かれるのは結果の1つでしかないという。

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どうも私の文章は長い。自分でも読む気が失せることがある。
而して、詳細は次回に。

稽古の感想のみ1つ、2つ。

切落しのバリエーションで、正眼vs上段というものをやった。
正眼は、中央を抑えつつ間合いを詰める。
上段は、間合いを測りつつ待ち、隙あらば打ち込む。

正眼が中央を抑えた上で、それを維持しつつ間合いを詰めてくると、何もできない。
無理して打っても、相手の剣を振り払う動きにしかならない。

これは先生ではなかったのだが、近づく正眼の切っ先しか目に入らないということが数度あった。
と言うか、気が付くと視野一杯を相手の切っ先が占めていたという印象。
正眼はすごいと思った。

逆に、正眼のつもりでも中央を制していなければ、打ち込まれる。
事前に制していなければ、中央に剣を立てても打ちを跳ね返せない。

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互いの間合いに入って打ち合う稽古。
緊張感を失うと事故になる。