50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

素振り 8

同じ所で足踏みしている。

柄の握りを絞るような形に変えてみた。
綺麗に納まる感じはある。両肩と鍔を結ぶ三角形に肘を含めた腕全体がキッチリ納まる。
が、肩や手首が窮屈だ。
本筋を外れているかもと思っていたら、案の定、今日の稽古中に良くないとの指摘を受けた。
ゆったりと楽に構えるのが、やはり良いらしい。

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頭がふらついたり、突っ込んだりしているという。

頭が動いているという自覚は殆ど無かった。
冷静に考えれば、下半身がバタついている訳だから当然といえば当然のこと。
下半身のドタバタや剣の振りの揺ればかりに目が行っていたが、逆に頭の安定を意識すると好結果を生むかもしれない。

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家で一人でやればできるということがある。
何というか、自分の体と対話しながら工夫したり微調整したりを気兼ねなくできる。
人と相対すると、自分にかまけてられない。
相手があり、相手の剣がある。
で、できたはずのことをすっかり忘れる。

まァ、そうやって繰り返しながら、少しづつ身に付いていくものだと自ら慰める。