50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 79 2011.03.05

前方へ崩す技。前方投げなど。
 
●剣術
正眼に対する切落とし。表から、そして裏から。
 
裏からの切落としでは、まずしっかりと受ける段階から始める。
受ける、剣を立てる、切り込む。楷書で丁寧になぞる。
次いで、行書の段階。まず受ける。続く立てて切り込むは一呼吸で行う。
胸の緩みを使う。乱暴に、速さで誤魔化してはいけない。
 
大事なのは、まずは「受け」
貰って受けるのだと言う。
迎撃に出かけて、力で跳ね返したくなる。
実際、怖さ故か気づかぬ内にそうしている。
対抗してはいけないのだと言う。相手の力を貰えと言われる。
ただ「交点」を作れば良いのだそうだ。
先生のを見ていると、互いの剣が交点で接着されたように固定したまま推移する。
「切り結ぶ」とはこういうことだとおっしゃる。
また、貰って受けることを夫婦の受けとも言うそうな。
足らざるを足して十全となすべく、受けるのだそうだ。
 
さて私のレベルでは、まず足構え。そうして、上体の力を抜いて足腰で受け止めるといった処から始めなければならない。
特に、裏の切落としでは足(半身)を入れ替える必要がある訳だから、どうしてもバタバタしがちになる。
 
●居合い
曖昧に覚えている手順を浚い直す。
刀礼の下げ緒の捌き、9割方OKだが、目を瞑ってもと迄はいかない。