50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 124 2012.08.25

確かに暑い。3時間弱の稽古中に1L余の水を飲む。
 
胸の緩みで、手を動かす。
 
本当に出来ているのかいないのか自信はないが、胸の緩みで動けることがある。
なんと言うか、動きの質ないし次元が異なるように感じる。
 
また、平面ではなく、鳥瞰的というか、斜め後ろ上方から全体を見下ろしている感覚がある。ただ手を動かす+@だけなのに、手を動けしている自分とは別に、それを後ろから眺めている自分がある。胸の緩みそれ自身とは別の話かもしれないが。
 
とは言え、ストライクゾーンはとても小さい。
まん真ん中の緩い直球しか打ち返せない。例えば、手首を強く握られただけで、力んで手力になってしまう。
 
剣術
八相からの袈裟切り
肩が動くそうだ。胸の緩みで振れていないという事だろう、稽古が終わってから気が付いた。仮に欠陥が今思う通りだとすると、背中や脇のこれまで殆んど使っていない筋肉を使う事になるのか。要検討。
 
八相からの切り落とし
これは良いと褒められた。素直に喜ぶ。
裏はダメ。左半身が使えていないとの事。同じようにやっている積りなのだが、何かが邪魔をしている。緩みの動きではないから、肩に力が入ってブレーキになっているのか。右肩も左肩も、動きが柔らかくない気がする。
 
正眼の切り落とし
今一つしっくり来なかった。振り返ってみて、手首を捏ねていたかなという気がする。
特に裏。剣が当たる音が2度する。また、交点を維持できずに滑って、剣が相手の鍔にあたる。無理な力が掛かっている証拠。
更に、技を掛けられる側(打手)の時、落とされまいと、手首や前腕の力で相手の剣に対抗していた気がする。これは稽古中に気付いた。
これも、緩みで振るべしという結論に行き着くのかもしれない。