50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 151 2013.09.21

先週は合気道と剣術。
今週は居合のみ。

合気道は、肩の軸を崩すことを中心に。
同じ課題を繰り返して、もう十数回どころではない訳だが、飽きたかと言えば全く飽きない。我ながら不思議に思う。
少しづつ出来ることが増えてきて、出来なかったことが自分のコントロールの下で出来掛ける。それはそのまま快感である。
同時に、次々に新しい課題が生まれる。今まで良しとしていたことが、良しとはみなせなくなる。出来たと思っていたことが、出来たとは言えなくなり、実際に出来なくなったりもする。
まぁ、目の前のことに注意を向けていれば、飽きる暇がない。

相手との「繋がり」を維持し、相手の軸を崩す。
接点が体の正面にあれば、即ち自分の中心と相手の中心を結ぶ直線上に接点があれば、まだやり易いが、体の横にあるととても不安定だ。「三角の鉦」だったか?自分の軸を立てて、そこに拠るしかないのだろうが。

剣術の切込み
剣を立てた後、相手の中心に正に切り込む。接点(交点)は上下にも左右にも動かない。分かっていても、体重を掛けてしまう。

素振り
気剣体が一致せず、気-体-剣 となっているそうな。頭が動き、肩や胸の動きが見えるそうだ。
剣を飛ばすことは解決となるかと問うと、首を傾げておられたが、改めて、一つのとっかかりとなるかと思う。
どうも剣の上下動というか、剣を下げてから振るという2段モーションがあるようだ。それは肩や胸の初動の動きを生んでいるようにも思える。手首を捏ねないことを意識しすぎた反動という要素もあるかもしれない。
何回かに1回、軸が立った振りと思える振りが出来ることがある。それと、剣を飛ばすことがどう繋がるのか。まぁ、やってみなければ分からない。
いずれにしても、剣を飛ばすはあくまでもとっかかりで、気剣体が一致しなければ解決とはならないことは承知しているが。