50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 182 2016.05.21

交通事故があって、入院して、稽古を中断していた。
怪我、骨折その他何もなかったのだけれど、身体は正直なもので、退院しても半病人のよう。元気というものを失くしてしまったのだ。稽古をする体力というか気力というかが失せてしまった。
それでも薄皮を剥ぐようにという比喩は本当の話で、少しづつ恢復して、4月から剣術のみ稽古を再開した。

覚えていたことについては、覚えていた。
不確かだったものは、ほとんど綺麗さっぱり忘れている。

腰を低く低く構えるということを試している。膝が90°位まで曲がれば良いのだろうがそこまではいかない。居つくのではないかと危惧を覚えるが、やってみると意外に動きやすい気もする。ただし、ずっとこの体勢ではいられないので、やり易い時に、思い出したようにらるというユルいレベルの話だが。まぁ少しづつ。

腕や脚の、外旋・内旋ということを意識している。というか試している。
腕や肩を動かさずに→そこの筋肉中心ではなく→胸の緩みで剣をふるにはどうすればよいか、という流れの中で試しているもの。
中間報告する段階ではない。実際にどこまで外旋・内旋が出来ているのかさえよく分からぬ。良い気もするが、そこに囚われると他が疎かになるし、動きが滞る。今は、剣を振り上げる時に、肩甲骨を回転させるようなイメージを持ってするという段階。脚はまだまだ。

復帰後初めて、居合の稽古をした。