50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 12 2009.03.07

さて、今回も「氣を通す」ことを中心に。

遅々として進まないが、遅さ加減は別に気にならない。
氣がオカルトでないなら、身体操作の技術だから、ある程度のレベルにはいつかは到達するだろう。

もう少しで糸口が摑めるのか、まだまだ先なのか良く分からない。
たまたまうまく行くこともあるし、そのたまたまが中々訪れないこともある。

これは良くないな、筋違いだなと分かる時は分かる。
技を掛けて或いは掛けられて、あっ掛かってるなと分かる時もある。
問題は、良いのか良くないのか良く分からない時も、劣らずにあるということ。
先生の模範演技を見て或いは受けて、具体的にどこがどう良いのか摑めないという猫に小判状態のこともある。今は、そんなレベルなので、焦る以前なのである。

何が障碍となっているのかを省みるに、自分の力(具合)を自分で把握できていないし、相手の力も感じ取っていない。これを遡れば、軸ができていない。更に遡れば、体が堅い。

という訳で、日常生活に於いて、例えば通勤時など、腹式呼吸を意識して良い姿勢を保つこと、歩く際膝から下を柔らかく使うことなどを心掛けている。軸を意識して柔らかく歩こうというのである。
迂遠ではあるが、続けられれば3月もすれば少しは効果が現れるだろう。膝にも良いし。

次回の稽古は休み。