50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 14 2009.03.28

今回のテーマは「中心に入る事」。
タイミングだけでなく、間合いのバリエーションも隠れたテーマとして。

●機先を制するというが、相手の打ち込もうとする気を察知した時点で中心に飛び込むというパターンがある。間合いも当然遠い。

実はこれは、下段からの突きのタイミング、間合いなのだ。
中段から切っ先を下げて、相手を誘う。その振りかぶろうとする機先を制して、突きを入れる。
これが基本の駆け引きで、これの変化でさまざまの技を繰り出すことになるのだろうか。

●相手に打たせておいて、切り返す。切落としたり、切りこんだり、受け流したり。

「車斬り」
ギリギリまで待って、受け流し、体をかわして相手の腰または足を斬る。

●切落としにしても、車斬りにしても、相手の剣に身を入れることが肝だそうだが、
相手の剣に対する恐怖心をコントロールできれば最初の関門は突破した事になる。

特に切り落としは気持ちの強さが要る。ちょっとでもしんどいなと思った途端、相手の剣が怖くなる。
怖くなると剣を打ちに行くから、かえって危険で、空振りや相手を打ってしまうなどの事故はこういう時に起き易い。

氣・剣・躰の一致を重ねて指導される。