50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 16 2009.04.18

●居合い
抜刀と納刀の稽古。正座から抜刀して、両膝立ちのまま真っ向切り下ろし。狭い場所で、縦に捌く。

●脇構えから小手打ち(脇構えvs上段)
大回りしない。剣を立てて、最短距離で直線的に小手に向かう。
脇構えは専ら守りの構えと思っていたが、なかなか侮れない。正しく構えれば、剣は相手から全く隠れる。
大回りを避けようとして八相を意識すると、2段モーションになってしまう。

●脇構えからの小手打ちに対する切落とし
この小手打ちは力が強い。だから、タイミングを合わせただけでは落ちない。
正確に中心に入ることが必要らしい。

●切込み(?)
相手の真っ向打ち(面打ち)を受けた瞬間、相手の剣と肩(軸)を落として殺してしまう技。
正確には、受けるでもなく、勿論払うでもない。

中心に入る、相手の剣に入る、接点を維持する、剣を立てる、三角を意識する等々全てはこのために。

一遍にやろうとすると、これまでのことを全て忘れる。

関連して、受流しの際、左手の使い方が弱いそうだ。
受流しは、あと少しのところまで来たかなと感じていたのだが、先はやはり長そうだ。

面白いのは、相手によってうまく行ったり行かなかったりすること。
同じ動作をしているつもりなのだが、相手によって結果が異なる。
また、同じ動作について評価が異なること。つまり、人によって言うことが異なる。
群盲、象を撫でるということか。パズルを組み立てるように、指摘を聞いている。

接点を維持し、三角を意識することが当面の課題。