50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 18 2009.05.02

●居合い
正座から抜刀して右脇から突き、剣を返して袈裟斬り。
順と逆。右足を踏み出しながら突くのが順。左足が逆。

納刀の時、鯉口は完全に指で覆う(指の間から鯉口を覗かせない)との事。

●切落とし
各人が自分のテーマを稽古。私は切落としを選ぶ。基本技の中では、これが一番うまく行く気がする。

何と言うか、剣を恐れない事、相手の打ちにタイミングを合わせて剣を出す事はそこそこ行く、60点位か。
だが、それだけでは相手の剣は落ちない。
タイミングを合わせただけでは足りない。打ちが軽いとの事。

相手の剣に入る事、三角を意識する事を課題とする。
やっとそれを直接の課題とできるところまで漕ぎ付けたというべき。
とは言え、今日はまだまだで、剣を振りながら相手の胸を意識することがやっと。

裏の切落としも試みる。
相手の胸を意識すると、意外にうまく行く。意識するしないで雲泥。

剣を恐れないと言ったが、それは60点程度はという事で、自覚はなくとも恐れているのだろう、相手が替わると剣を打ちにいってしまう。而して空振り。且つ、どうしても速く強く叩こうとしてしまう。

意識してゆっくり振る。相手の胸を意識する。
と言うか、相手の胸を意識して初めて、ゆっくり振ることが可能になる。これは発見。

今日はそこまで手が回らなかったが、等加速度運動で振ることも新たな課題。
異なった状況で、複数の人から、切る様に(等加速度運動で)剣を振るべきと指摘された。
そう言えば、柄取りでも等加速度の動きが指摘されていた。
等加速度の動きは受けきれない。

さて、次回まで今日の内容を覚えていられれば良いのだが。