50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 21 2009.05.30

昼寝をしていて寝過ごし、20分ほど遅刻。

今日は、切落としと切込みの復習を中心に稽古。

切落としは好きだ。剣と剣がぶつかって、いかにも剣術という感じがある。
木刀と木刀がぶつかる乾いた音があるし、うまくいった時には木刀の焦げる匂いもある。

好きこそものの上手なれで、基本技の中では一番うまく出来る気がする。
ただ、勢いで誤魔化しているという所も確かにあるのだが。

それ故という訳でもない。
以前にも触れたことがあるが、切落としには気持ちの強さが要る。
何と言うか、受けを省いて、相手の剣に入る気持ちの強さ。
そこで臆すると、何も出来なくなってしまう。
打手と仕手と、約束の上の稽古なれど、おもしろいものだ。

一方、切込みは徹底的に地味だ。
基本の動作を正確に再現できるか、それが直に問われる気がする。
而して、不得手。

例えば今日、受けてからの剣を腕で動かしている。
胸の緩みで剣を振ると分かっているのに、忘れてしまう。
「どうも今日は剣を叩きに行っているな」という自覚があったのだけれど、
気付けば、そういうことだった。

来週から再び体術に挑戦する。