50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 35 2009.10.10

2009.10.10
今日は参加者多し。涼しくなって、汗も少ない。とはいえ、最後の15分はスタミナが切れ、集中力を欠く。

●剣術

柄頭を床に付けたまま抜刀する稽古
左半身の左腰のという以前に、まるでバラバラで、全く動けていないという事を発見。されば、2周遅れが、1周か半周遅れになったという所か、後はギクシャクと固まって動かない足腰がスムーズに動くようななれば良い。やっとスタートラインに立てたかなという感じ。

受流し
最も基本的な地味な型を稽古。もう少しでなにがしかを会得できそうな気配はあるのだが、追うと逃げる。
我慢して剣を立てて、そこから相手の中心に入るとか、気を通すとか、もう一つ跳躍が求められるのだろうか。それとも、剣を立てるという動作が正しく行われていれば、その時点で、次の準備は完了しているのだろうか。
いずれにしても、相手の中心を意識する、自分の身を剣に入れるというのは、動作の最初から重要な要素。再認識。これだけでも今日の収穫了。

切落とし
何となくコツを摑めていた気になっていたのに、今日は良くない。スタミナ阿切れで、身体の動きが悪かったのは確かであるが。
一つには、少し習熟してきて、今まではOKとしていたものの粗が見えるようになった、而してNGと感じられるということもある。今までは勢いで打ち返すという所があって、それは、初心者が剣を恐れないという点では良とすべきではあれど、技の本筋とは異なる訳で、さて、改めて次のステップを考えてみると、相手の中心を取るというそもそもの課題に立ち戻るのかもしれない。

柄取り
今後の課題。三角形とそれを変形させる意識との事。

それにしても軸を立てて剣を真っ直ぐに振る事の如何が、改めて課題になっている。
技の何のという前に、そこで躓いている。

●体術

小手返し
相手の中心軸と半身の軸を意識する。

引落とし
引く訳ではない。落とすのだが、角度が問題。柄取りも、同様の動作なのだろうが、こちらの方が分かり易い気がする。

上げ手
剣を振る動作に通ずるものがある気がする。思いつきなれど。まあ、少なくとも腕と肩を使わないところは似ている。