50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 106 2012.01.28

何となく冴えない1日。
 
どこか基本の所が狂っていて、それを修整できぬまま、空回りの内に稽古了。
肩に力が入っているとか、頭が突っ込んでいるとか、身体が開いているとか、そういうことだったのだろうと思う。而して、技の類全く決まらず。
 
先々週の稽古風景のスナップ写真を頂いた。画面の半分に私の上半身のアップ。
チラッと見て「アレッ?」と感じたのだけれど、見直してみると、やはり第一印象の通りだった。2教なのだが、腕に力の入っていること。顔を紅潮させては言いすぎだけど、力が入っている。良くない。外から見ると、あんな風なのかと思う。それにしても、あんなに力を入れてたのかなと釈然としない思いはあるが、写真の通りなのだろう。
帰ってかみさんに見せたら、「真面目に頑張ってるんだ」との言。素人目にも、力が入っている=真面目に頑張って稽古していると映ったのかもしれない。本当は、力が抜けて、ゆる~く、真面目にやってんの?位で相対しているのが良いのだけれど。
 
撞木足の沈み込み、どうしてもバタバタする。
構えに問題があるのかもしれないとの指摘。これが今日1番の収穫かもしれない。この習得が当面する課題。
 
そう、沈み込みがうまく出来ない。膝をどうしても庇ってしまう。ちょっと具合が良いからと調子に乗ると、その場ではなく、少しの時を置いてしっぺ返しが来る。何度も経験しているので、臆病になっている。事実、週の初め=稽古の数日後は、階段の下りで膝が辛い。だが、そうして今、脚の、特に膝から上の筋肉の痩せ細りようよ。吾ながら呆れる。過保護なのかと思う。
 
●剣術
今まで出来ていた、或は出来ていたと思っていたことを、ゆっくり丁寧にやろうとすると躓く。
 
切り込み。複数の、3つ位の三角形をイメージせよとのことなれど、これまでそこまで詰めてやっていた訳ではなく、どぎまぎ。出来てたと思っていたことが出来ない。
 
夜、居合いの合間に付き合ってもらって、青眼の切り込みは少し目途が立った気がする。剣を立てる際、下げたり、引いたりしてはいけない。頭が空く。
されど、八相はいま一つ。相手の肩(半身の軸)に体を入れるとの由。その体を入れるが今一つ分からない。出来るときは何気に出来る。だが、改めて丁寧になぞろうとすると固まる。
 
●居合い
坐り技は一通り手順は覚えた。要所要所の留意点も一通り。
だが、まだその段階なのだろうなと思う。例えば、沈み込みと緩みでで動く。丹田を極める。半身の切り替えに依拠する…等々、未だ。
問題は、この時間帯になると集中力が切れること。