50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 116 2012.05.05

端午の節句
通常通りなれど、さすがに参加者少なし。

一つ一つの動きの精度というかレベルを上げないと、新しい段階に附いていけない。
この2,3週、そんなことを感じている。

2教を丁寧に。
接点を通して、キチンとロックオンしないと技が掛からない。
三角形に意識を集中すると、繋がり感が疎かになる。
繋がり感に振り回されると、探しあぐねて頓挫する。
順調に両者を捉えても、方向を見失ったり、外したり。
簡単なことを、ゆっくりやるこそ難しい。

剣術
飛ばす。気剣体の一致。
案山子の境地が理想なそうな。
その遙か以前の問題として、頭が動くとの指摘。
とにかく頭と肩を動かさずに、剣を飛ばすことが当面の課題。
これは単純な反復の訓練だから、地味ではあるが気は楽。

足して十。
相手に対抗しない。足して十になれば良い。
相手が八ならばこちらはニ。相手が三ならば、七。
相手の八に対抗して、九を以って勝とうとすると、技が崩れる。
そう言えば、これは以前にも言われたことであった。
接点の維持(切り込みの基本練習)の際、中心を争って技に入れない事態に対して。

十の力を出す。
「足して十」と矛盾するようだが、力をセーブしない。
切落としの際、力をコントロールしようとする意識が働くのか、十の力の内、八割程度の力でしか剣を出していないとの指摘有り。十三を出すつもりで剣を出すべしとのこと。

合気道はまだまだだが、剣術は、少し武道の匂いがしてきた気がする。