50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 141 2013.03.30

本日は自習。参加者少なく、それでも4人程。
実は、この方がみっちりと濃い稽古ができる。
日頃、気になること、躓いているところを重点的にさらう。

素振り
1.振りかぶり過ぎ。天の位置で剣は充分なのに、そこを通り越して振りかぶっている。これは複数の人から、これまでも指摘されていたこと。天に一致したという感覚をないがしろにしないことが重要。
2.天地人で言えば、人の要素。気剣体で言えば、気の要素。平たく言えば、相手を見、振り下ろす間を測ること。新たな課題として。
3.構えでは、地に足を付ける意識が大事。天から見下ろす意識は見とれる、さればこそ同じだけ深く地に沈む意識がないと、バランスが取れないとの由。これは、別の言い方なれど、前回先生に指摘されたことに通じる。上2下8。
4.振りかぶるべく、剣を上げ始めた時から技は始まっている。もしかするとその前からかもしれないが。漫然と振り上げたのでは、遅れる。

八相
形としては、肩が突っ込んでいるとの由。足裏と腰と肩とがずれている。踵の上に肩を乗せるべく調整すると、なる程しっくりくる。袈裟切もスムーズ。

気を通す、或いは軸を立てる
1.何より地への感覚が重要。例えば天から吊り下げるではなく、地から立つ。これだけで、8割は解決すると思う。
2.これまでも出てきたことだが、自分の胸で相手の胸を支配して、操作する。その為には、接点を介して、相手の肘、肩、胸を捉える感覚と集中が必要。

4教
居合の「横雲」の抜刀と同じか。ならば、腰の緩みが肝要。

切込み
やはり、受けが大事。受けた時点で、相手の胸を捉えられないと、技はなかなか成立しない。

切落とし
交点に身を入れることが大事。ただ大事と言うだけでなく、具体的に、どこを注意すれば身を入れられるのかをチェックすることが重要。例えば柄の位置。