50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 161 2014.07.26

長く書いていないが、稽古をさぼっていた訳ではない。
敢えて記すべきことが無い。字面で言えば、散々書き連ねてきたこと。
但し、その中身は毎回僅かながらでも奥行を深めているには違いなけれど、その違いを詳らかにする能わず。

気・剣・体の一致が目標なれど、当面、(一番等閑にされている)気と剣の一致を優先させることも一法との指摘有。逆に、剣・体の一致に囚われると大勢を失うとも。

素振りで、稀に、剣先に気を通すことが出来、その気を打ち込むという感覚を得ることがある。その時は、剣も、また剣を振ることも意識することなく、或いは少なく、振りかぶって、次のカットは振り下ろされたカットであったという感覚。ただ気の移動があるのみと言い切れればかっこいいのだが、そこまでは自信がない。

今何度も思うのは、腕や肩で動くのではなく、下半身で動くことの重要性。重要性と言ってしまえばそれ迄だが、軸を立てて緩みで動くという、フィジカルの基本的な動きが出来て初めて、気や合気といった高度の技も成立するということ。
そのフィジカルの基本が確実に出来ていないと、技も出来たり出来なかったり、不安定になる。
言葉にすれば、何の変哲もないありきたりの結論なれど。