50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 162 2015.02.07

前回の稽古日記、日付は昨年の7月下旬となっている。半年余が経つ。
そんなにさぼっていたか、と改めて思う。

先週に続いて、合気道を休み、剣術のみに出席する。1時間の稽古。
息切れが激しい。好調に身体を動かしていても、突然息切れが襲う。且つその度合いが病的ですらある。病後というより、今猶療養途上の身であると思い知る。どこが限度か、そろそろと、我儘な参加を許して貰う。

起こりを消すには、自分のクセを一つひとつ消していくしかないとの由。
素振りで、手首が動くクセがあるそうである。指摘された。振りかぶっている状態で、手首がまずぴくっと動く。それから徐に剣が動き始める。避けられてしまう訳である。自分では全く気付いていなかった。
手首を捏ねるのは剣道の悪い癖。「小手先」という言葉がある通り。色々な場面で指摘されてきたが、自分で気づいていない訳だから始末が悪い。
手首を意識したら、その途端、外されることなく相手の剣に当てることが出来た。あっけないと言えばあっけない。
また、つらつら思う。手首を動かさないとは、交点を崩さない、滑らせない、而して合谷を保つ、身を入れるということに繋がっていくのかもしれない。

切落し。また分からなくなった。
切落しと切落し突き、両者は別物とは知っていたが、その相違を深く追及はしないでいた。それ以前の段階だったから。
切落し突きは、むしろウネリ返しに近いという。
この解決には少し時間が掛かりそうだ。今現在、問題の所在を把握できていない。などと偉そうだが、切落しというものを、見直して整理する良い機会かもしれない。