50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 169 2015.05.30

剣術のみ。

基本の技とは言え、それを確実にやるのは難しいことだ。
技を受ける相手も、同じようにレベルが上がっている訳で、いい加減の所で見逃してくれない。キチンと掛からないと、弾かれる。
今日は、交点の維持と気を通すことが引っ掛かった。特に「柄取り」。どこかのバランスが崩れているのだろう。

気を通す
接触kした瞬間が大事。というより、そこを蔑ろにしてはいけない。接触の時点で、押したり凭れたりすると、実際そうしがちなのだが、そこからでは体勢を立て直せない。負の関係性が出来てしまうということかもしれない。
柔らかく動くには、厳しく、且つ疾く、相手を捉えよということなのだろう。

左手で振る
左脇を締める。締めるという動き方には何か違和感があって、これまで避けてきたのだが、今日指摘されて試してみた。よく分からない。確かに、左手で振れているような気はする。だが、別のアプローチもあるような気もする。むしろ、左手の小指を中心線上で捌く意識の方が良いのではとも思う。その小指と軸をどう連動させるかが課題。もっと半身を意識しなければいけないのだろうか。

何と言うか、各駅停車で一駅一駅、確実に通過していくしかないのかと思う。つまり、基本に立ち返り立ち返り、そこから一つ一つ堅牢に技術を積み上げていかねば、先のどこかで行き詰まる。どこかが甘いと、そこが障碍になる。一つ一つ、全てが必要なのだ。