50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 191 2017/02/25

2月より、江戸川橋体育館にて。
茗荷谷の体育センターが長期改修工事のため、こちらに会場を移す。
江戸川橋といっても、千葉県境を流れる江戸川とは全く関係なく、音羽にある。むしろ神楽坂や早稲田に近い。
新しく、きれいで整っている。統廃合された区立中学校の跡地に建てられたそうな。何中か聞いたが忘れた。ここまで整ったものが要るのかなとも思うが、これを標準とすべきなのかもしれぬ。

合気道は見学。
すっかり忘れているなと、見ていて改めて思う。

剣術。切落し。
前回は、左手だけで振るような心持で相手の肩を切ればうまく行ったのだが、今回同じように試してみてもうまく行かない。何かが違うのだろう。40分ほど堂々巡りをして、稽古時間の最後の方でやっと思い出した。切先を入れることが甘かった。

払い。
この手の力技は得意なのだ。得意と思っている分余裕をもって臨めるから、半歩先んじて自分の動きを見渡すことが出来る気がする。
払いというが、イメージでは、脇構えからの逆袈裟の突きという気がする。少なくとも、振り下ろされる相手の剣を横に薙いで払うというものではない。
第一、剣を迎撃に行ったら、かなりの確率で空振りして、危ない。
更に言わずもがなであるが、上体であれ腰であれ、回転で振った剣は大回りして遲く、威力もない。
多くの人は、後ろ足を送って(酷い場合は蹴って)体重移動するが、後ろ足は着けたまま動かさず、体重移動はしない方が良いように思う。脇構えの位置から、直線的に切先を相手の喉に飛ばす。後ろ足(右足)を着けたまま、右腰を相手にぶつけるイメージだが、それは我流のイメージで誰にでも当てはまるというものではないかもしれない。
脇構えは、私は低く構えるが、体格によるだろうし、腰高でも出来る方が望ましいに違いない。
相手の剣にのるという意識を加味すると、切落しに近づく気がするが、たまたまかもしれない。本来両者は全く別の(理合いに基づく)技である。ただし、そこに合気が成立すれば共通性が生ずる。