50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 22 2009.06.06

本日より再た体術も始める。

体術は初歩の初歩。
撞木足の構えでは、後ろ足の踵を意識することにより足と腰が一体化する。そうやって足腰を使う。
腕は、胸の緩みで動かす。

足と腰、個々の動かし方は注意する事もあったが、一体化させて意識するところまでは至っていなかった。
踵に力を込めると確かに反対側の腰に力が込められる。そこまでは体感できるが、その先の一体化という感覚には未だ至らず。次回の課題。
剣を振る場合でも、使う半身の反対側の踵を意識すると良いのだろうか?
例えば初動をうまく消せるとか。より強く剣を振れるとか。

胸の緩みで剣を振っていたつもりであったのだが、つもり留まりだったのか、体術ではうまくいかない。
胸の前、胸の横、背中の上の方、背中の下の方、腹等々、夫々意識しつつ振っていたつもりであったのだが。

この他、入り身の初歩など。
されど、そこまで理解は回らず。
前にも書いたことだが、1日に1個位しか新しいことが頭に入らない。
で、今日は「踵を意識すること」で1日分了。

剣術は散々。多分、身体が付いていかない。
身体が慣れるまで、当分、こんな状態が続くだろうと思う。

仕方のないことなのか、庇い過ぎなのか、沈めるべき腰を沈めていないことに改めて気づく。
脚の筋肉も落ちている。風呂で改めて見ると、脚の細くなっていること。

暫くは、急がば回れ
身体の使い方を初歩から学ぶことにする。
剣術で再三提起される、また今日もそれ中心の稽古であったのだが、三角を意識するという課題も、基本の身体の使い方が分かれば、自然にこなせるようになる気がする。