3時過ぎから9時まで稽古して、家に帰って暖かいソファーに坐ったら、そのまま眠ってしまった。くたびれていたのだ。
小1時間して居眠りから覚めて、何だかとても贅沢なことをしていると幸せな気持ちになった。
ちょっと居眠りして、気分がサッパリしたというだけではないと思う。
子供はこんな風に疲れて寝入ってしまう。
我々の年代になると、身体が疲れて、コトリと眠ってしまうなんてことはそうそう無い。
ストレスなく、そんなに疲れるというのはなかなか得がたいことではないか。
だがそれはストレスを伴う消耗というべきもの。肉体的な疲れというより気疲れ、神経の消耗。だから、寝ても年中眠い。疲れているのに、神経が興奮して納まらず、逆に寝付かれないなんてことにもなる。
覚めてから、風呂に入って、遅い夕食を取って、こうして書き始めている訳だが、やはりとても贅沢をしているという気持ちは変わらない。