50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 195 2017/06/03

合気道、剣術、居合
memo:

狙いをもっと上に。低くてはいけない。
(相手の右手に掛ける場合)左手の親指で捉え、左手の小指と右手でロックするが、ロックに入る前に、既に親指だけで肩を抜く態勢が作られている必要がある。初動の情報を与ええぬためにも、この親指の仕事が大事。
また、くれぐれも接点は下げてはならない。

摑まれた後ろ手を抜く
逆の手で相手の手を固定する必要があるが、極めの要素が入っていないとなかなか難しい。手解きの応用であるのかもしれないが、単純な援用では及ばない。どうしても力勝負になってしまう。

中心を取る
単純に中心線上に手(剣)があれば良いというものではない。相手に勝った、主導権を取った位置で中心を押さえる必要がある。
合気道、剣術に限らない。

剣先を入れる
短に剣先が入れば良いという話ではない。あくまでも中心を押さえるという文脈の中での話。合谷が大事。

切落とし
狙いをもっと上に。
抜くのに力は要らない。
抜くことが主眼。剣がぶつかって、交点が出来てからが本当の仕事。
中心をとる、剣先を入れるというのも、その下準備に係わる作業。

感想
以前は全然わからなかったことの、全体像が垣間見えてきたのかなという印象。
少し前、もう少しでものになりそうと感じたことがあったが、豈に圖らんや、ほんの一部が狹い視界に見えていたに過ぎなかった。
先生は、様々の角度から(様々の重点について)指導される。
分かるものは教えに従い、分からぬものはスルーして、出来るところから始めてきた訳だが、ここに来て、その複数の重点全てを夫々クリアしないと技を会得できないと判った。
それにしても、あと10年早く始めていたらと思う。