50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 197 2017/08/12

合気道と剣術。

入身投げ」のような柔術に近い技は気が楽だ。
難しいことを考えずに、力とスピードに気を許しても構わない気分になる。
合気道はストイックな武術であると思う。
当会が特にそうであるのかもしれないが。

「剣術」
目の前の剣を如何に無視するか、
無視して如何に相手の胸に切り込むかが要であると改めて思う。

或いは気を通す、身を入れる、表現は様々なれど、要は相手の中心(胸)を如何に支配するか、また支配すべき行動を取れということだ。
中心を取れ、中心に入れさせるな等々も同じことの別の謂い、より技術的な示唆を含んだもの。

そう、切先を入れろと再三指導されるが、
これも直截的な技術指導であると同時に技の要諦を教えるものと思う。
剣は、相手の剣ではなく、相手の胸に対して振られるべきものなのだ。

噺の落ちではないが、もう一つの問題は、1週間するとこれを忘れてしまい、思い出すまで稽古時間の半分以上を費かうということ。
なかなか進歩しない訳だ。