50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 206 2019/03/09

リア充」とも違うのだろうが、稽古がそれなりに充実していると或いは稽古に逐われると、却ってこのような文章を書くことから遠退く。

接点の作り方が肝要。今は、各々の技の、各々の局面においていか接点を作るかが課題。

剣術
合気道と同じく交点を作り、維持することが課題だが、問題はその交点が見えない。例えば書道で文字を書く時、白紙の上に書くべき文字が見え、筆を下す場所が見えることがある。それと同じく、見えない空間のどこで相手の剣を捉えるかが見えなければ、安定して技を掛けることはできない。
マァ交点に囚われて、他の重要なことが疎かになっているきらいはある。

この数回、剣術の稽古の後半辺りから集中力が途切れる。気力が切れるのが自分で解り、技が掛からないだろうと事前に解る。
合気道を初めからやって疲れるせいなのか、困った。
最近、仕事中も妙に穏やかで且つ機嫌よく、良いことだと喜んでいたのだが、顧みてみればそれも元気なうちのことで、夕方になって疲れが溜まると人と会話することもなく、目の前の仕事にただ没入している。
年齢のせいとは思いたくないが、エネルギーの総量が或いは気力というものの容量が低下しているのかもしれない。
困ったことだが、こうして気が付いただけでも好とすべきか。