50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 34 2009.10.03

2009.10.03
3週間ぶりの稽古。もう少し滑らかに動けても良さそうなものなれど。
どういう訳か、今日は普段の半数以下の参加者。密度濃く稽古せしは可なれど、疲れた。

●剣術
型の稽古を中心に。

・交点の感覚
交点の鍔元に近ければ、これは何だろう程度に感じるものありと言えども、剣先に移れば殆ど感覚なし。

・我慢が必要
次を急ぐと交点は崩れる。我慢して維持したまま、次の動作を始める。また継続する。

・緩みで振る
緩めているつもりではあれど、緩んでいるという感覚は、無し。
胸腰膝と順に緩んでいくそうなれど。
而して動きが丸見えで、ふわふわ身体が上下しているそうだ。

・軸の感覚
そう言えば、未だ軸を感覚できていない。
軸は抽象的なイメージのままで、体感するに至っていない。
面白いもので、あるレベルに達すると見えるはずのないものが五感で身体的に感覚出来るようになる。
そこまで未だ至っていないということ。

・一度に動かす
振り向きざま背後を切るという技、振り向くとよろけること有り。
胸、腰、膝など身体の各部がばらばらに動いて、因って体の動きに加速度がついているということだろう。
全部を同時にクイッと回す。溜めず、準備せず、先導せず。

・裏の切落とし
受けの動きを無理に織り込まずとも良いとのこと。疑問1つ解決。

・三角
切落とし、また払いも、剣が当たった瞬間に彼我の胸と交点の三角形をイメージしようと臨めども、叶わず。
僅かに、交点と相手の胸を直線で結んだイメージを得ること有れば、それのみでも、それなりの結果はあり。

・八相の受け
八相からの横面打ちに対する受け、何度も形を直される。
思うに、根本的な所で何かが考え違いをしているのだと思う。

●体術
どうしても剣術に関心が集中してしまうので、体術を後回しにしてしまうところあり。
1教。

相手の半身の軸を意識できることがある、見えるとは言わないが。
その軸を意識できると、意外にスムーズにいく気がする。