50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 43 2009.12.19

稽古納め。

●緩みで動く
先週に続き、緩みを意識した稽古。
自然体で立った姿勢から、真っ直ぐに蹲踞の姿勢まで緩む。これが基本らしい。
蹲踞が出来ないので、中腰で勘弁とする。

緩むというからには、その直前までは緊張しているということなのだろうか。
腰の上に、上体を内側から伸ばして乗っけているという感覚はある。
それを緩めるのだろうと思いつつ試みるのだけれど、緩みの感覚自体がつかめない。
どうも腰が立ってしまう。腰を寝かそうと意識するのだが、そうすると、余計な力を使うことになる。
まあ、色々試すしかない。

小手返しから決め技まで
ナイフなどを持った相手に対して、小手返しから地面に倒して手を決め、武器を手放させ、そのまま決め込む。
まだまだ手順が覚束ない段階。特に決めるには、勘所があるはず。まだまだ。
倒すまで、自分の緩みと相手の軸を意識する。

●切込み 相手の面打ちを一旦受けてから、落とす
あと2歩位。さまざまに言われてきたことが、もう少しで一つにまとまりそうな気配。

理屈でというより、感覚で良い悪い、うまいうまくないを判じた方が良い気がする。
緩みという段階以前ではあるが、不要な力を入れぬよう、力を抜くよう心掛けると、スムーズな気がする。
つまずいている原因の幾つかは、例えば肩に力が入って動きが凝っているなんてところにあるかもしれない。

最後に、今年一年ありがとうございました。