50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 83 2011.04.23

今日も体育館夜間閉館とて、居合・大東流は無し。
 
八相からの袈裟切り
色々な要素が存在を主張し始めて、収拾がつかない。「まぁ、勝手に言わせておくしかないか」という状態。
例えば、足構えと捌き。入り身の感覚で良いのだろうか、今まで余り意識したことは無かったが。半身の動きと剣の袈裟に振る動きはどう連動するのだろう。以前、袈裟切りの軸というのを教わった記憶がある。その軸に平行ならば良いのだろうか。
例えば、どうしても2段モーションになってしまう。八相から中心に剣を立てるまでと、その後と。それは身体が半身の構えから正対するまでと、正対してから逆の半身の構えになるまでの2段階に対応している。ならば、途切れることなく半身から半身へ連続動作で捌けるなら、解決するのだろうか。また、切り終わった時、剣を中心に置くと言うが、切先はどこを向いているべきなのか。それとも、余りこだらぬ方が良いのだろうか。
例えば、八相からの切落としでは、剣に身体を入れよと教えられる。袈裟切りの場合、上体を立てたままだとどうしても中心が空くような気がする。気持ち上体を傾けるのだろうか。もしそうなら、それと軸を立てることはどう関係するのだろう。
 
今まで余り意識したことはなかったが、どうも八相というのは、中段に構えて身体の中心で剣を振る動きとは、全く別の動きの体系を持っている。体系というか原理というか。居合腰と撞木足も微妙に絡んでくる。手首の柔らかさなんて細かい問題も重要だったりする。実際、刃を相手の中心に向けるだけでスムーズさが全く異なるのだ(構えた時、刃が相手を捉えずに外を向いているとダメ)。
 
左半身
切込みでも受流しでも、右半身ならそこそこうまく行くのだが、左半身になるとまるで良くない。多分、中心の捉え方がずれているのだと思う。そう言えば、大分前、数ヶ月前だか1年前だか、そう指摘されて、「右へ30°位修整したらうまく行った」とここに書いたことを思い出した。利き目などに因り、そういう現象が起きるとの由だった。
これは来週の課題。