50を過ぎて剣術入門、気がつけば60超え

古武術の稽古日記です。

稽古日記 155 2013.12.14

合気道は抜く技を中心に。
剣術は、受流しと八相からの切落としを中心に。
 
剣(手)と身体の一致。まだまだ出来ないが、この何回か足掛かりのようなものは感じていて、今日こそ次の段階に進めるかと思うのだが、その度に落胆することになる。
技を成立させるには、相手の中心を捉えるだけでなく、捉え続けることが必要で、そこが切れると技も切れてしまう。
だけでなく、相手と接触した瞬間に捉えてしまわないと後手を引くことになる。
だけでなく、最小限の接触でそれを得ないと、相手に察知され、対抗されてしまう。
だけでなく、…。
一つを気に掛けると、他が疎かになる。
 
剣術。
要求されていることは、実はとてもシンプルなことだ。
中心に、直線で入る。それだけ。
余計なことをし過ぎることは分かっている。分かっていてもしてしまうのが、余計なことなのだ。
 
動かない。動かないということをする。
そのために動きを最小限に留める、必要最小限の動きだけをするというのは、実は多分正しくない。
何もしないのだ。動かないとはそういうことなのだろう。
 
仕事の都合で、今年の稽古は今日が最後。居合の自主練はあるが。
じっくり素振りを稽古することにする。